学力はむしろ上昇傾向にある

PISAの国際学力調査の結果を見る限り、日本のゆとり教育が問題とされている風潮は変です。

 

 

実はこの調査に参加している国は一昔前よりもかなり多くなっているのです。その中で上位に位置していたということは、むしろ学力は向上したと言う見方の方が正しいのです。

 

 

参加国は倍以上に増えていた

 

 

PISA(生徒の学習到達度調査)に参加する国というのは実は上昇傾向にあり、2000年には31カ国だったのが大幅に増え始めていたのです。

 

 

2003年には40カ国になり、2006年には56カ国に増えました。

 

 

そして2009年にはなんと65カ国という数に増えており、2000年のときと比較すると2倍以上に増えていたわけです。

 

 

こうして考えてみると別に2003年にPISAの結果が低下していたというのも何ら無理はないのではと考えるのが自然だと思われますが、いかがでしょうか。

 

 

しかも2009年にはこの中でも記録が2000年の水準に戻り始めて、2012年には更に全ての調査対象の科目で世界でもトップクラスに位置してしまったのですから。

 

 

念のために2012年度のPISAの上位10カ国のランキングを見て下さい。日本が世界でも超上位に位置していることがよくわかります。

 

 

数学的リテラシー(数学)

読解力(国語)

科学リテラシー(理科)

1位

上海

上海

上海

2位

シンガポール

香港

香港

3位

香港

シンガポール

シンガポール

4位

台湾

日本

日本

5位

韓国

韓国

フィンランド

6位

マカオ

フィンランド

エストニア

7位

日本

アイルランド

韓国

8位

リヒテンシュタイン

台湾

ベトナム

9位

スイス

カナダ

ポーランド

10位

オランダ

ポーランド

カナダ

 

 

2012年度では全てにおいて上位10カ国(トップテン)にランクインしているのがお分かりいただけますでしょう。

 

 

そして、これは本当に脱ゆとりの新学習指導要領や授業時間の増加によって得られた結果なのかどうかは断定などできないのです。

 

 

繰り返しになりますが、このときにPISAのテストを受けていた2012年の15歳の学生たちもゆとり教育が当たり前だった世代です。

 

 

本当にゆとり教育が悪影響しかないということであれば、なぜこれだけの結果がPISAで出ているのでしょうか?

 

 

文部科学省や教育委員会の関係者・評論家やメディアの人間たちがなにかとどうでもいいことで騒いでいるようにしか見えないというのが私自信の正直な感想です。

 

 

ゆとり教育による学力低下論は2000年代になってから騒がれ始めましたが、この辺でつまらないプレッシャーを子供たちに与えるのは止めるべきでしょう。


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