収容施設に預けるのは愚の骨頂

戸塚ヨットスクールなどの「登校拒否・不登校の児童生徒や無職の若者などを社会復帰させる」という名目の施設がありますが、あくまでも大切なのは子供の意志です。

 

 

こうした場所はそもそも大人たちが自分の世間体を守りたいからという理由で、安全性などが疑問視されながらも子供の意志を無視して入会させるものです。

 

 

しかし、子供は1人の人間であって親の操り人形ではありません。不登校も引きこもりも病気でも何でもないのです。

 

 

体罰・暴力が当たり前だった施設

 

 

戸塚ヨットスクールという非行に走る少年少女や無職の子供を、体罰を加えてでも叩き直し、自立させようとする団体なども1960年代以降には多数出始めました。

 

 

校内暴力などが問題視されていた1970年代などから戸塚ヨットスクールは開校されたわけですが、これは徹底した管理抑圧と暴力的な体罰を行うというものでした。

 

 

そして、スクールの若者たちが死亡する事件が相次いで発生したために運営方針も大幅に変更され始めたことで知られています。

 

 

戸塚ヨットスクールの創設者である戸塚宏氏は体罰が直接的な死因ではなかったと話されたそうですが、それでも自殺などで死人が出たことに変わりはありません。

 

 

私自身は体罰絶対反対という人間ではありませんし、戸塚ヨットスクールで実際に救われた方も中にはいらっしゃるでしょうから、他者の価値観を変えようとは思いません。

 

 

しかし、陰湿ないじめ・暴力的な体罰が日常茶飯事であり、体罰が直接的な原因ではなかったにせよ戸塚ヨットスクールでの生活に耐えきれずに死者が出たわけです。

 

 

死亡者が出てしまった以上、少なくとも私はそれが教育の成功などとは絶対に考えてはいけないだろうと思います。 

 

 

そして、考えていただきたいのはこうした矯正施設・収容所などに子供を送り込んだ親は正しかったのかということです。

 

 

子供が学校に行かないから、働かないからという理由でお金だけ渡して子供を預け、自分の思い通りにならない子供を機械の部品のように新しくしようとしたのでしょう。

 

 

周りはみんなできていることができていないから、親は自分の世間体を守ることに躍起になっていたと言えるのではないでしょうか。

 

 

こうした登校拒否や無職の子供を解決するという名目でお金を稼ぐ団体は多々あるものです。

 

 

しかし、校内暴力にせよ登校拒否などにせよ、根底にあるのは政府の学校の無意味な管理体制そのものに原因があると私は考えます。

 

 

意味のない競争・服従・品定めを日常化して、子供をおかしくしている原因は政府の学校そのものにあると言う意見はほとんど関係者からは聞きません。 

 

 

今一度、冷静に考えて欲しいのは「子供の本当の幸せとは何か」ということです。

 

 

生きていくためには確かに我慢することも、他者を尊重することも大切だということは理解できます。

 

 

しかし、それは政府の学校(義務教育)や矯正施設でしか学べないわけではないのです。

 

 

罵声を浴びせられ、暴力を振るわれるのが当たり前という環境が、子供にとっての幸せなのでしょうか?

 

 

そうした環境でしか子供は成長できないのでしょうか?

 

 

そんなことはありません。子供がそうした環境で育ちたいと言うならばそれもいいでしょうが、そうでなければ収容所に子供を送り込むのは大人のエゴです。

 

 

お金と子供を差し出して世間体を守るという思考自体が愚の骨頂ではないでしょうか。


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