バカをつくる学校

「バカをつくる学校」は私が高等学校を中退した1年後くらいに読んだ書籍で、著者は日本人ではなくアメリカ人のジョン・テイラー・ガット氏です。

 

 

バカをつくる学校

12500円

 

 

ガット氏はこの本の執筆当時は現職の学校教師であり、ニューヨーク最優秀教師の表彰を受けたという方です。 

 

 

そして、義務教育の目的は人々に知恵を与えて賢くすることでも健全な人間を育成することでも何でもなく、単純な労働者を育成する工場に過ぎないと仰っています。

 

 

私の正直な感想として、この書籍ともっと早めに出会っていたかったというのが私の感想です。

 

 

この本を通じて私はホームエデュケーション(ホームスクール)の存在を初めて知ることになりました。

 

 

また、義務教育(学校教育)は支配階級の奴隷を生産する階級分類装置にすぎないという驚愕の真実を知ることにもなり、本当に感銘を受けたものです。

 

 

アメリカの学校も問題だらけだった

 

 

私がこの本を読む前はアメリカの学校教育は日本よりもずっと進んでいて、問題も少ないのではないかという印象がありましたが、実態は全然違いました。

 

 

酷すぎる教育現場の実態のほかに、若者の自殺率の異常なまでの高さや、低賃金で働くのが普通になっている人々が急増しているという社会問題などが数多く記されていたのです。

 

 

そして、信じられないことですがアメリカでは義務教育が開始される前の方が識字率(文字が読める人の数)が高かったという記録もあることが記載されているのです。驚きでしょう?

 

 

また、義務教育開始前の小学校高学年の子供は現在の大学レベルの教科書を使うのが珍しくなかったとも書かれているのです。

 

 

つまりが義務教育によって人々は賢くなるどころか、むしろバカになってしまったという皮肉な現実が存在することが分かります。

 

 

金持ち・権力者の奴隷を生み出すシステム

 

 

そして、言うまでもなくこれは資本主義社会を維持させるための歯車となる、劣悪な労働条件でも不平不満を言わずに働いてくれる低賃金労働者を生み出すことが目的です。

 

 

事実、この本の中で2000年代になってから最も多いアメリカの労働者の職業は

 

 

  • ウォルマートの店員
  • マクドナルドの調理係
  • バーガーキングの調理係

 

 

という実態が明らかにされています。

 

 

いずれも入れ替え可能な労働力であり、低賃金で劣悪な労働条件が当たり前というものばかりです。

 

 

これは主体性が無く、自分の意志を持たない人間を学校が作り出し、大企業などの支配階級の飼い犬となる人間を意図的に量産した結果を示していると言えるでしょう。

 

 

1%程度のわずかな少数の支配階級だけが得をし、99%の圧倒的多数の市民たちは自己犠牲を強制されて豊かになれないというのは言いすぎでもなんでもないはずです。

 

 

義務教育、とりわけ学校という組織を疑うことなく信じきっている人はそれでいいかもしれません。

 

 

しかし、そうではなく学校教育(政府の学校)を少しでもおかしいと感じる全ての人に、私はこの本を推薦します。

 

 

ガット氏もこの本の中で「ホームスクールに希望を見出そう」と仰っていますが、私自身も全く同感です。

 

 

教員免許を持った教師などではなく、教えたいという意欲のある人々は誰もが教師になれるという旧来の方式を取り戻して欲しいというのも、著者と共通の願いです。

 

 

過去の日本でも寺子屋などの民間経営の教員免許など持たない人々が、地域社会の立派な教師になれていた時代が存在したものです。

 

 

日本の学校も問題だらけであり、組織の体質そのものが変化することを期待しても現場が変わることなどあり得ないだろうと思います。

 

 

だからこそ、家庭が学校に行かないという意思表示を行い、成長する環境をしっかり選ぶ権利を取り戻すべきだというのが私自身の考えです。


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