無気力な人間が出るのは必然

日本では何かと若者の早期離職率の増加などが問題視されるなど無気力な若年層が問題だとされていますが、それは学校教育と深い関係があります。

 

 

学校に「ただ通うこと」が目的化されているから

 

 

義務教育の中で教えられることで実生活の役に立つような内容なんて、実際は2割程度か人によっては1割にも満たないかもしれません。

 

 

そんな状況下で殆どの子供は小中学校の義務教育期間の9年間に加えて、実質的には義務教育のような高校3年間を学校という場所で過ごす事になるわけです。

 

 

人によっては大学や専門学校などを含めると15年以上という場合もあるでしょう。

 

 

で、殆どの学生たちは朝8時前後から午後4時(16時)くらいの長時間を学校に拘束され、何の役に立つかも分からない退屈な授業を一方通行的に受け続けなければならないわけです。

 

 

中学校からは部活動に強制的に加入することが基本的にはどの中学校でも一般化されているはずですから、練習などが大変な部活動では1日10時間や12時間以上も学校に拘束されると思います。

 

 

このような状況下で、

 

 

  • 自分は将来何をしたいのか?
  • どんな職業につきたいのか?
  • どんな生活を送りたいのか?
  • 理想を叶えるために何をすればいいのか?
  • どんな選択肢があるのか?
  • どんな職業があるのか?
  • それ以前に今の学校の授業は本当に価値があるのか?
  • 将来お金に困窮しないためにはどうすればいいのか?
  • 余計なお金や時間を使わない最良の道はどこにあるか?

 

 

・・・などなど、本当に学校に通うことで個人にとって大切な将来の選択肢が広がるでしょうか?

 

 

私は少なくとも広がるとは思えません。

 

 

学校という狭い箱の中に閉じ込められ、教師や教育委員会・文部科学省の決めた方針に従うことだけを求められるような生活が殆ど毎日続く中で、将来のことなんてわかるはずがないのです。

 

 

自分自身が目指すべき場所、つまり将来の自分がなりたい職業や理想のライフスタイルなどをまず明確にするからこそ現在の行動を逆算して考えることができるのです。

 

 

しかし、学校にはその目的がありません。

 

 

もし目的があるとすれば、恐らく以下のような目的になるでしょう。

 

 

1 学校は休まず毎日登校すること

2 教師の言う事には黙って従うこと

3 テストで少しでもいい点数をとること

4 できる限り上位の学校に進学すること

5 卒業後はできるだけ安定した職に長く勤めること

 

 

 

このように、学校に通うことそのものが目的になっているというのが現実のはずです。

 

 

しかし、こんなことを続けて育った学生たちは5年10年経った後にはどうなるでしょうか?同じような毎日が1ヵ月後も1年後も、5年後もずっと続くわけです。

 

 

自分の人生の現在地というものを把握することができず、将来の目標も目的も無い人に今の自分の行動を大切にすることなどできるわけがないのです。

 

 

だからこそ、無気力・無目的に見える若者が増えてしまうのも致し方がありません。

 

 

学校以外の世界を知らず、ただ「いい学校を卒業しろ」と言われ続けてきた若者が卒業間近になって今度は「いい会社に就職しろ」としか言われないのです。

 

 

こんなことでは一部の例外となる人を除いて、自分が何をやりたいのかなどわかるはずがないのです。

 

 

とにかく、学校に通うことは人生の最終目的ではなく通過点に過ぎないということをしっかり認識する事が非常に大切な事ではないでしょうか。


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