限界期限とお金のことを伝えること

引きこもりを解決させる為に、とても重要なことがあります。

 

 

それは親が子供に対してお金のことをしっかりと話して、どこまで引きこもっていられる時期を続けても大丈夫かということを伝えることです。

 

 

限界期限を理解させるべき

 

 

まず私自身も無職で引きこもりだった時期が相当長く続いていたので、あまり偉そうな事はいえないかもしれませんが、それでも大切な事なので書き記します。

 

 

日本ではお金のことについて話すのは汚いことだという風潮が根強いので、親も子供にお金の事などを殆ど何も話さないことはザラです。

 

 

学校も学校で都合の悪いことは全く教えないので、お金について子供が教育を受ける機会というのはとても少ないのです。

 

 

勿論、人それぞれの考え方は違いますし、お金なんてどうでもいいと言う人もいるかもしれません。

 

 

しかし、引きこもりを抱えている家庭であれば、お金のことについてはしっかりと早期の段階で話をしておかないと、重症化してしまう可能性は高いと言えます。

 

 

私は引きこもりが続けられる時期のことを限界期限と勝手に呼んでいます。

 

 

これは文字通り無職で当事者が働かなくても、生活できる人生の期間という意味です。

 

 

そしてこの限界期限は各家庭の経済事情により全く異なってくると考えていいでしょう。

 

 

お金持ちなのか、そうでないのかによって限界期限の長短は全く変わってしまうのですが、それでも働かずに引きこもっていられる時期は恐らく限界があるはずです。

 

 

だからこそ、親が早めにこの限界期限を子供に伝えておかなければならないのです。

 

 

具体的には、

 

 

1 今の親の収入(月収と年収)
2 預貯金などの総資産(どのくらいの貯蓄があるか)
3 親の現在の年齢
4 子供の現在の年齢
5 病気などで親の収入が途絶えた場合の生活の困窮度合い

 

 

この5つの要素を考えて、いつまでは引きこもっていても大丈夫だということを、引きこもっている子供に話しておく事が大切です。

 

 

引きこもっていてもいいが、期限は定めた方がいい

 

 

私自身は引きこもりを焦らせるつもりは全くありませんし、危機意識を持たせることにはむしろ反対の人間の1人です。

 

 

引きこもって何もしていないように見えて、当事者もとても苦しい思いをしているケースは沢山あるからです。

 

 

過去の私はまさにそうでしたし、私の知っている引きこもりだった方々も苦しかったという人はとても多かったので、それはよく理解できるのです。

 

 

そして、私は別に無職で何もしていない時期は家庭の経済事情にもよるかもしれませんが、存在していてもいいと考えています。

 

 

少なくとも経済的に問題を抱えていたり、病気や疾患などで社会との関わりを持ちたいのに持てていないという場合を除けば、引きこもりは問題でないと思うからです。

 

 

ただし、やはり現実問題として一生何もせずに生きていけるという引きこもりはごく少数のはずです。

 

 

そうなれば遅かれ早かれいずれどこかでお金を自力で稼いで自立するという問題と向き合わなければならない時期は訪れるのです。

 

 

だからこそ限界期限を親がまず明確にしっかりと子供に伝えておくということが重要なのです。

 

 

親の年収が何千万円何億円とあり、退職しても十分な資産があるので子供は何もしなくても困らないという家庭であれば、何の問題も無いかもしれません。

 

 

しかし、親が既に定年退職などで年金生活に移行しており、なおかつ資産も殆ど無くなっているという貧しい家庭では、親子の関係は悪化する一方です。

 

 

悲しい事ですが、引きこもりが近親殺人に及ぶ事件も存在しますし、それを回避させるためにも限界期限は大切なことなのです。


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