手紙で意見を伝えること

引きこもりの中には、部屋から殆ど出てこないという子供もいると思います。

 

 

そうした場合には、とにかく手紙(文章)で本音を話すということを続けることが有効です。

 

 

手紙はいいことだらけ

 

 

基本的に、部屋から一歩も外に出られないという引きこもりはごく少数です。

 

 

殆どの家庭で引きこもりになっている場合でも、外に出られる人の方が圧倒的です。

 

 

ただし、親などに対して顔を合わせたくないという場合がとても多い事は明白です。

 

 

経済的な負担をかけているという自覚は、大抵どんな人にでも存在するからです(私もそうでした)。

 

 

しかし、いつまで引きこもっていられるかという問題や、これからのことなどをいつかは親なども話さなければならないと思います。

 

 

そこで手紙を使うのです。

 

 

まず手紙の利点ですが、以下のメリットが存在します。

 

 

1 子供(親)への心理的抵抗が無く意見を伝えられる
 
2 お互い空き時間に意見交換ができるので、ストレスがかからない
 
3 繰り返し手紙で意見交換することで親子の壁が低くなる場合が多い

 

 

・・・おおよそこのようなメリットが存在します。

 

 

勿論、手紙を書く時間は確かに必要になってしまいますが、それでも1日に何度も書くことなどありません。

 

 

本当に重要な事だけを伝えればいいので、それほど時間もかからない場合が多いはずです。

 

 

どのようなことを書けばいいのかですが、これは以下の項目を参考にして下さい。

 

 

親が子供に手紙を書く場合
・このくらいまでは引きこもっていられるという時期(限界期限)
・現在の年収と月収
・預貯金の総額など
・何か不満があるのか
・体調はどうか
・どんな嫌なことがあったか
・何か面白いことが最近あったか

 

 

こうしたことを手紙に書いて、部屋に差し入れたりして下さい。

 

 

そして、これも重要な事ですが本人を一方的に悪者扱いするメッセージは送らないことが大切です。

 

 

親が不安なのは分かりますし、苦痛であることも理解できます。

 

 

ただし、当人も同じように苦しい場合が大半なのです。引きこもっていてもやはり不安や苦しさはありますし、そうなってしまった原因などもやはり存在します。

 

 

ですが、それを追求するというのは当人が悪いか周囲が悪かったかという犯人探しにつながってしまいますので、やめるべきです。

 

 

手紙の意味というのは、面と向かっては話せないことであっても、本心を打ち明けてくれる可能性が高まることです。

 

 

ここで重要な事は原因追求ではなく、親子の間にある見えない壁を、コミュニケーションを通じて少しずつ低くするということです。

 

 

子供の親への心理的な抵抗が少なくなることや、経済事情などの理解が深まってくるなどすれば、少なくともよほどの事がない限りは親の状況などを分かってくれると思います。

 

 

もし返事が返ってこないときは

 

 

手紙を入れても返事がないときは、少なくとも同じ手紙を1週間おきに差し出すなどを繰り返して様子を見て下さい。

 

 

手紙であれば殆どの場合は相手もしっかりと目を通してくれているはずですし、引きこもっていられる時期にも限界はあるということを子供も理解はしてくれているはずです。

 

 

無視されたと怒るのではなく、ある程度の時期をおいて繰り返しメッセージを伝えて下さい。

 

 

犯人探しは決して目的ではありません。そして、引きこもっている子供にプレッシャーを与えることも目的ではないのです。

 

 

手紙を通じて、親子がもう一度分かり合えるという状態を作り出すことが最大の目的であるという事を忘れないで下さい。


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