可能であれば家事を手伝わせること

引きこもっている子供に、家事を手伝わせるということはとても有効な方法です。

 

 

これは本人の生活能力などの向上に直結する他、親への感謝の気持ちなどが芽生えることがあるからです。

 

 

自立の第一歩につながる家事

 

 

家事はとにかく、親子の信頼関係がある程度回復している場合が絶対条件です。

 

 

そうでなければ子供が家事を手伝ってくれることなどまずあり得ませんし、親も頼むことすらできないでしょう。

 

 

ただし、家事を子供が行うことはとても意味のあることです。

 

 

引きこもりの家庭では、掃除や洗濯、料理の他に朝のゴミ出しなども全て親が行っている場合が多いと言われています。

 

 

実際に私が実家で引きこもっていたときは洗濯以外は全て、家事を親(厳密には親代わりの方です)に全部押し付けていたのです。

 

 

しかし、関西方面に移転してから1人でこうしたことを自分でやらなければならなくなってから、本当に保護者への感謝などが私の場合は生まれました。

 

 

こんな面倒な思いを今までずっとしてくれていたのか、こんなに時間をかけて世話をしてくれていたのだなという気持ちになったのです。

 

 

引きこもっている方でも重度の場合であれば、家から一歩も外に出ず、家の中や部屋の中が生ゴミだらけになっているという悲惨な状態も少なからず存在します。

 

 

実際に私の知る限りではそのような人はいませんでしたが、ある支援団体の映像を見た限りでは、本当に酷い状態の家庭もやはりあるのです。

 

 

5年以上まともにゴミ出しをしておらず、そのゴミをずっと家の中に放置しておいたので腐敗臭にまみれて、家自体が廃墟のようになってしまっていたのです。

 

 

私の場合は違いましたが、やはり単純に運が良かっただけだったのではないかという思いも正直存在しました。

 

 

そうした重度の状態とはいかないまでも、不要なもので溢れかえっているという引きこもりの方は少なくありません。

 

 

だからこそ、当人の自立を促すという意味で家事はとても意味があることですし、覚えさせて損はないことです。

 

 

親は子供よりも先に寿命が尽きて、いつまでも子供を支えていられないというのであれば、こうした基礎的なことをもっと学校教育などでも一通り教え込むべきだと思うのですが、それはおいておきます。

 

 

家事は利点・メリットが沢山

 

 

家事の主な長所は以下の通りです。

 

 

1 基礎的な生活力が付く
2 親への感謝の気持ちが生まれるかもしれない
3 親子の信頼関係の修復に効果が見込める
4 基礎的な体力などがある程度は高まること
5 生活リズムが改善され、朝型の生活に戻れるようになる
6 子供が親から必要とされている感覚が芽生え、自尊感情が高まる
 
 
・・・このような利点があるわけです。
 
 
特に、朝のゴミ出しを子供に協力させることができれば、少なくとも昼夜逆転の生活をしっかりと改善させる素晴らしいきっかけになることは間違いありません。
 
 
とにかく、くどいようですが親子の信頼関係がある程度高い状態であることが条件です。
 

 
もし子供に手伝わせたいのであれば、手紙などで家事を手伝ってくれないかというメッセージを何度か送ってみて下さい。
 
 
手伝えないのであれば、今はその時ではないというだけだと考えるべきです。
 
 
そして、引きこもりの子供が家事を少しでも手伝ってくれたときは、親は必ず
 
 
「ありがとう、助かったよ」
「凄いな、こういうことも出来たんだ」
 
 
・・・こうした言葉をかけてあげてください。
 

 
これは本当に大切な事で、こうしたことをしっかりと続けていれば当事者は親などから必要とされているという安心感や、自己肯定感が高まるのです。
 
 
親から認められて少しでも自分は役に立つ事ができる人間だという気持ちは、自立の芽を育てることにつながるのは間違いありません。
 
 
そして、もしこれを見ているあなたが引きこもり当事者であるならば、無理にとは言いませんが少しだけ家事をしてみて下さい。
 
 
掃除機を少しかけるだけでも、窓を拭いてみるだけでも、トイレ掃除でも何でも結構です。
 
 
普段何もしていなければそれだけで疲れるかもしれませんし、苦しいかもしれません。
 
 

ですが、ご両親などはその作業をずっと続けてくれていたという1つの気付きは得られると思います。
 
 
私はそれに気付くのがかなり遅かったので、出来る事ならばなるべく早めにそこに気付いて欲しいというのが私の思いです。


トップページ プロフィール お勧めの書籍 広告掲載など お問い合わせ