引きこもりの支援団体の力を借りること

中高年の引きこもりなど、引きこもりの期間が15年や20年以上などの相当な長期間におよんで、経済的に限界であるようであれば、支援団体を頼りましょう。

 

 

少なくとも、私としては強制力を使って引きこもりなどを解決するというのは好きではありません。

 

 

しかし、状況によっては外部の力を使う方が良い場合や、使わないと解決が難しい場合もあるのです。

 

 

信頼できる組織に相談を

 

 

まず第1に、どんな組織に相談して解決を図るかです。

 

 

これは単純で、引きこもりなどの解決を専門的に扱い、長年の実績などがある支援団体に依頼することです。

 

 

そして第2に、暴力や非人道的な扱いを絶対に引きこもり当事者に加えない組織です。これは絶対条件だと考えて下さい。

 

 

不登校のときと全く同じ事ですが、全寮制フリースクールなどではこうした卑劣な暴行事件などを起こして、死亡事件を起こすようなものもゼロではありません。

 

 

1980年代などと比べれば、私も殆どこうしたことを聞きませんが、それでも民間経営で実態のつかめないフリースクールや引きこもりの支援団体を名乗る矯正施設は存在すると言われています。

 

 

こうした馬鹿げた場所に絶対に送り込んではなりません。

 

 

根性を叩き直したほうがいいから少しくらい厳しい体罰があるほうがいいんじゃないかとか、痛い目を見せないと反省もなにもないんじゃないかなどよく言われます。

 

 

しかし、それは違います。

 

 

くどいようですが、引きこもってしまったことにはそもそもとして幾つもの原因・背景が存在するのです。

 

 

過去にはしっかり学校に登校できていたり、社会人として仕事を頑張っていたという引きこもりの方々も多数存在するのです。

 

 

性格的にも人間的にも、特別な問題などを抱えているわけではないという引きこもりの人も決して少なくありません。

 

 

幼少期からの環境や、周囲の理解・社会の状況などの色々な要因が相まって引きこもりになってしまったと考えるべきです。

 

 

そのことを考えずに当事者の甘えや怠惰だということを全面的に押し出して、引きこもっている人を非人間的に扱うというのはどう考えても筋が違うのです。

 

 

支援団体を探すときには、とにかくそうした引きこもりのことを差別的に扱い、暴行事件など不当な扱いを決して起こさない組織だけに限定して解決を依頼しましょう。

 

 

事前の面談や、電話相談などを無料で受け付けてくれる組織も現在では数多く存在します。

 

 

そこで

 

 

1 料金はどのくらいか
2 安心できる団体かどうか
3 どのような方法で解決させるのか

 

 

この3つを入念に確かめた上で入会を検討して下さい。

 

 

最後の手段であることを理解して

 

 

私は引きこもりを差別していません。

 

 

私自身も過去引きこもりでしたし、理解の無い人間しか周囲にいなかった状態で、数少ない理解者がいたことが救いで、私も今は外に出られました。

 

 

全寮制のフリースクールなどでも、高齢化した引きこもりを受け入れている場所も増えています。

 

 

肉体的にも、経済的にも精神的にも、親が子供を支えていられなくなって助けを求める事例は年々増え続けていると言われています。

 

 

しかし、そうした支援団体を使い解決をするというのは最終手段であるということを、親は今一度しっかりと認識して下さい。

 

 

生まれたときは誰しも不安などなかったはずですし、問題を抱えていた人などまずいません。

 

 

引きこもって何もしなくなるという未来を想定して生きていた人も少ないはずです。

 

 

どこで何を間違えてしまったのかは、親も当事者も恐らく分からないでしょう。

 

 

しかし、引きこもりを解決する組織の力を借りなければ進展が見られなくなってしまったという現実は変わりません。

 

 

そうした状態になってしまったという現実を受け入れて、当事者のこれからの人生を良くするためのきっかけを与えることが、恐らく親としての最後の義務だと私は考えます。


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