脱学校の人ほど通信制高校に向いている

私自身はフリースクールやホームエデュケーションなどのオルタナティブ教育を受けて育った人は基本的に通信制高校に適していると考えています。

 

 

その理由は簡単で、人から管理されなくとも自分の意思で行動し学ぶという基本骨子が既に出来上がっている人が大半だからです。

 

 

自ら学ぶからこそ

 

 

通信制高校は基本的に誰からも何かを強制されずに、卒業までに必要な単位を取得するという方式だということは既にお伝えしてきました。

 

 

そこで必要な事は自己管理をし、目的を持って各人が行動するということが大切であるということもお伝えしてきました。

 

 

では、冷静に考えてみて下さい。

 

 

今の普通の公教育(政府の学校)で教育を9年間受けてきた人と、フリースクールなどで学校に通わずに育った人では、どちらがこの自学自習のスタイルに合致していると思いますか?

 

 

・・・そう、言うまでも無く公教育を受けて育たなかった人です。

 

 

なぜか?

 

 

答えは単純で、そうしたオルタナティブ教育を主軸としてきた人というのは管理されなくとも、自己の目的に応じて自分から学ぶという姿勢がある人が多いからです。

 

 

私自身が面識のあるフリースクールやホームエデュケーションなどで成長しているという方々は、殆ど例外なく

 

 

「何かを学ぶ事は楽しいこと」

 

 

・・・このように話していたのです。

 

 

勉強する事は楽しいことだという考えで、それも誰かに何も強制されなくとも本・インターネットなどを使うなどして1人でも学んでいるという人が多かったのです。

 

 

殆どの小学校中学校などに登校している子供というのは、その逆ではないでしょうか。

 

 

「何かを学ぶ事は苦痛だ」
「嫌だけど仕方がないからしているだけ」
「別に学校なんて行きたくないけど、親や先生が言うから」

 

 

こうした発言は、口に出さなくとも大抵見ていればある程度は理解できます。

 

 

嫌々ながら通っている人は、表情も暗く普段の生活態度なども決してお世辞にも良いとは言えないものです。

 

 

勉強というものに価値を感じられず、誰かに管理されて強制され、競争と服従を当たり前だとされるのでは、それは学習する意欲など芽生える人は少ないはずです。

 

 

私自身も偉そうな事を言っていますが、過去の小中学校に通っていたときなどは本当にそんなものだったのです。

 

 

そして、そうして育った人というのは何よりも自主性・主体性がとにかく低い傾向にあると考えていいでしょう。

 

 

指示されたことだけに従い、自分から考えて良い結果を出すにはどうすうればいいかという思考が殆ど出来ない人が多いと私は考えます。

 

 

勿論、普通に学校に通い続けてもそうした自主性などがあり、自己管理が出来る人も存在しますので一概には言えません。

 

 

ただしかし、現実問題として私の経験上学校教育に染まった人ほど自主性などは少なかったと考えています。

 

 

目的と学ぶ意欲は関係するもの

 

 

学校にとりあえず登校し、嫌なことでも価値を感じられない授業でも、黙って受ける事が良い事という洗脳が主体性の欠けた人間を量産してきたと言えるでしょう。

 

 

管理されて決められた時間に、教師が決められたことだけをしろと言われるのはごく普通です。

 

 

しかし、逆に言うならば殆どの人は自分の本当の時間の使い方が分からないのです。 

 

 

管理されていた状態を離れてしまうと、自分が今どんな事を学んで何をすればいいかという自己決定が出来なくなる人が本当に多いのです。

 

 

だからこそ自己管理が出来ず、通信制高校の自学自習のスタイルに適合できない人が多いのは、ある意味では必然だと言えます。

 

 

自分が学びたい事があり、目的目標がはっきりと決まっていれば、そこに向けて自然と行動するのが人間なのです。

 

 

しかし、政府の学校ではそうした目的目標は上から降ってくるものです。

 

 

誰かから決められたことに忠実に従う奴隷体質の人間が一番重宝して偉いと思われるのです。

 

 

役に立たないようなことでもとりあえず従うことが美徳とされ、自分が価値を本当に感じられることを発見する時間というのは学校の授業などでは基本与えられません。

 

 

何の価値も感じられないことでも、情熱など少しも注げない授業でも、ひたすら受け続けなければ評価されないのです。

 

 

そんな環境下で学ぶ意欲や自発性などが身に付くでしょうか?

 

 

育つわけが無いのです。少なくとも育たない人が殆どでしょう。

 

 

しかし、大抵のフリースクールなどではこうした教師などの管理が基本はあり得ません。

 

 

その日に何をするか?
どんなことを学んで1日を過ごすか?
なぜそれを学びたいのか?
どうすれば理解できるようになるのか?

 

 

これらを全て決めるのは当事者である子供です。

 

 

有意義な時間を過ごせるからこそ、誰からの管理も殆ど存在しないからこそ、自然と自分の意思で学ぶという本来の権利を取り戻せるのです。

 

 

嫌なことを仕方なく続ける必要が無いからこそ、自分の目的に応じて自己管理し、学び続けるというスタイルが定着しやすいのです。 

 

 

通信制高校の自学自習という方針と、脱学校を選択した人たちの学習スタイルはとても相性が良いものなのです。


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