テレビなどもいじめを助長しているのではないか その4

テレビなどのメディアも、いじめが無くならない原因の1つだと私は考えています。

 

 

これは至って単純で、「いじめの被害者が弱者だからいじめが起きるんだ」などという下らない洗脳を大衆に蔓延させているからです。

 

 

いじめの本質を何も考えられない人間を生み出す

 

 

恐らくあなたも1度はテレビなどで目にしたことがあるかもしれません。

 

 

学校・学園もののテレビドラマなどで、いじめられている被害者を教師や親などの大人が保護するワンシーンです。

 

 

そして、その後に

 

 

「もっと強くなりなさい」
「弱いからいじめられるんだよ」
「もっとしっかりと強くなれ」
「加害者にやられたらやり返せ!」

 

 

・・・こうした言葉を投げかける場面などが結構多いものです。

 

 

人それぞれ考え方は勿論それぞれ違っていいでしょうが、まずいじめを助長させるかどうかという観点から見れば、これは極めて有害な下らない番組になるでしょう。

 

 

理由は簡単で、いじめという反社会行為・犯罪行為が起きる原因を、被害者に転嫁する温床になるからです。

 

 

私自身も過去にこうした学園もののテレビドラマを小学校くらいのときに見ていたのですが、こうした場面が出たときに本当に不愉快な思いをした記憶があります。

 

 

テレビに映った被害者がいじめられて苦しんでいるときに、その場面を見ていた親類の人間が、

 

 

「あれお前じゃん」
「あーいじめられてる!お前にそっくりだ」

 

 

・・・こんな言葉が冗談交じりだったかどうかは知りませんが、本当にありました。

 

 

小学生くらいのときは実際私も同級生などから嫌がらせなどをよく受けていたので、そのテレビ番組の被害者と私を同一視してからかっていたのでしょうが、本当に不愉快でした。 

 

 

今でこそ私もいじめ問題の原因は強さ弱さの問題などではないという真実を得ていますので別に何とも思いませんが、当時は苦しい思いしかなかったものです。

 

 

いじめられる原因があるとかないとか、弱い人はいじめられて当然だとか、そんな根拠の無い愚かな価値観をマスコミ・メディアの人間らが平然と流し続けているのは異常なことです。

 

 

いじめの本質というのは反社会行為であり、そこにいかなる理由があっても決して加害者が正当化される理由にはなりません。

 

 

これは少しよく考えれば簡単に分かる事のはずですが、馬鹿なテレビ番組などの影響で正しい判断力を持てない人が増殖しているのでしょう。

 

 

根底にあるものを考える習慣を

 

 

いじめが起きる原因の根底にあるものは、そもそもとして被害者の体格や性格、趣味などの問題ではありません。

 

 

繰り返しますが、いじめ問題には幾つもの外部要因が必ず存在するのです。

 

 

所属する集団の質
普段付き合っている人間の人格
学校の中などでの満足度・充実度
家庭環境
加害者の精神的な成熟度

 

 

こうした外部要因が数多く存在して、いじめ問題が発生するのです。

 

 

そのことを無視して、被害者が無力だから弱者だからいじめが起きるなどという馬鹿な洗脳をメディアが施しているというのは愚の骨頂なのです。

 

 

加害者のいじめという行為を正当化し、被害者を悪だと見立てていじめを助長するという、あまりにも愚かで短絡的な本質を得ていない詭弁でしかありません。 

 

 

本質は全く違うのです。

 

 

いじめ問題が起きる理由というものを、真剣に考える力を奪っているとしか私には思えません。

 

 

いじめが弱い者だからいじめられるという理屈が真実ならば、それまでいじめの加害者だった人間が数日後には被害者になっているという現実を、どう説明するのでしょうか?


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