大人もいじめをしているから説得力が薄い その9

いじめが起きる理由の1つとして、大人たちがいじめに加担していることが少なくないことも原因です。

 

 

「いじめは絶対してはいけないよ」などと言いながらも、親や教師などが知らない間にいじめの加害者になっていることがよくあり、子供への説得力が生まれません。

 

 

大人が未熟すぎる場合が少なくないことも、学校でのいじめが多発する要因なのです。

 

 

尊敬できる大人かどうかは重要なこと

 

 

よく言われることですが、子供は親の背中を見て育つという言葉があります。

 

 

親が子供を育てるのは基本的にはごく普通のことですが、子供は親を選ぶことは出来ません。

 

 

そして、幼少期からの生育環境や人間性を高める上での教育というのは、私は本来家庭が持つ役割だと考えています。

 

 

ミラーニューロンの話でもお伝えしたとおり、人間は他者の行動や思考などを無意識のうちに真似してしまう生き物なのです。

 

 

ここで親がよく暴言を吐いたり、何かにつけて些細なことで叩く・殴るなどの行いをしているような親であればどうでしょうか?

 

 

言うまでも無く子供も間違いなく影響を受けてしまうのです。

 

 

「いじめはいけないことで悪い事だ」などと親が言いながらも、親などが普段から他者に対して嫌がらせや悪口を言ったり叩いたりするなどしていれば、必ず子供にも影響します。

 

 

両親同士が家庭内で言い争いを日ごろから続けていれば、どうなるでしょうか?

 

 

親が職場の人間のことを家の中で悪く話していたり、侮辱するようなことをしていれば、子供は悪口を言うことはいけないことだという認識を持つでしょうか?

 

 

人それぞれ個人差などはあるでしょうが、私はこの悪影響からは例外なく逃れることは出来ないと考えています。

 

 

他にも、学校の教師などもこれと同じ事が言えます。

 

 

学校の教師が

 

 

「いじめは何があってもしてはいけない」
「みんなでいじめを無くしましょう」
「いじめは絶対に許さず、学校からいじめを撲滅すべきだ」

 

 

・・・このようないじめを無くそうということを、よく道徳などの時間に児童生徒らに話すものです。

 

 

しかし、私自身が経験済みなのでよく分かるのですが、こうしたいわゆる表面上のキレイごとをどんなに唱えてもいじめは無くなりません。

 

 

いじめを無くそうなどと言っている教師自身が児童生徒らに嫌がらせや不当な扱いをしていたり、同僚教師などの悪口・陰口を言っている事例は沢山あるからです。

 

 

過去にこんなことが私にもありました。

 

 

私が小学2年生くらいだったと思いますが、そのとき私は算数の勉強が同期よりも圧倒的に遅れて理解できない状態でした。

 

 

しかし、そのとき教室には道徳授業の時間で作られた合言葉で、

 

 

「みんな違ってみんないい」
「教室は間違っても良い場所です」

 

 

などというスローガンのようなものが貼られていた記憶がありました。

 

 

私は算数の授業など本当は受けたくなかったのですが、それでも間違っても気にしなくていいならばとりあえず受けておくかという感覚で授業には参加していたのです。

 

 

ですが、こんな小奇麗な合言葉があっても結局は何の意味も無いということに気付かされました。

 

 

その数日後に、算数の授業で図形の授業があったのですが、教科書の問題を40人一斉で解いていくというものがあり私は1人だけ不正解だったのです。

 

 

そして、そのことが気に入らなかったのか何かにストレスを抱えていたのかは知りませんが、担任の女教師が私に

 

 

「ヒロタカ、間違っているのお前だけだよ!?何でお前はいつも出来ないの!!」

 

 

というような言葉を発していたのです。

 

 

私は何も言えずただ黙っているしかできませんでしたが、それならば道徳の授業のみんな違ってみんないいとか言うスローガンは意味無いだろうと内心思ったものです。

 

 

他にも、不登校で学校を休みがちで滅多に学校に来ない人があるとき学校に登校したのですが、その担任教師がその人に対して

 

 

「このクラスは○○さん以外はみんな毎日学校来るんだねー、偉い偉い」

 

 

などという、ある種の差別発言を平然としていたのです。

 

 

悲しい事ですが、いじめは良くない事で無くすべきなどと言っている教師や大人達が、いじめを特に気にもせず行っているという現実が多いのです。

 

 

このような環境の中で、子供はいじめがいけないことだなどという認識を持つようになるでしょうか?

 

 

あまりにも未熟な人間ばかりがいじめは止めようなどという綺麗ごとを掲げても、何の説得力もありません。

 

 

こんなことが続いていれば、教師たちと同じことをしても何も罰せられないし楽しいからいいやなどという人間を生み出し続けることになるのは明らかではないでしょうか?

 

 

いじめが無くならない原因の1つとして、私は未熟な大人が多い事というのは深い関係があると確信しています。


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