悪いのは100%いじめの加害者だと認識する事

まずいじめを解決するために絶対に覚えておかなければならないのは、悪いのは100%加害者(いじめをする側)であるという認識を持つことです。

 

 

これは日本ではまだまだ希薄なのではないかというのが私自身の意見ですが、これを正さなければ本当の意味で解決することなど出来ません。

 

 

「いじめられる方も悪い」は加害者の言い訳

 

 

いじめというのは繰り返しになりますが不当な扱いであり、場合によっては法律で処罰されることにもなり得る犯罪・反社会行為です。

 

 

ここまでは誰も異論は無いと思います。

 

 

しかし、なぜか日本ではいじめられる側にも原因があるからいじめが起きるというおかしな議論が横行しています。

 

 

結論から申し上げますが、これは出鱈目で加害者を擁護するだけの詭弁(きべん)に過ぎません。

 

 

人間は自然の中の1つの存在であり、誰一人そこに同じ人間はいないというのが当たり前なのです。

 

 

背丈も体格も顔立ちも、得意分野も違います。

 

 

興味関心があることも、性格も、生活環境や経済事情も全て違うに決まっているのです。

 

 

いじめがなぜ起きるのかという背景は様々ですが、

 

 

「みんなと違うから」
「1人だけ同じことが出来ない」
「個性が強い」
「実直で正義感がある」
「理解力が低い」

 

 

・・・など、結局集団の中で同じではない人に対していじめが発生することがとても多いというのが一般的です。

 

 

運動会のときなどで同じことが出来ずに足を引っ張る人がいじめを受けるということも少なくありません。

 

 

しかし、経験上いじめられる側が悪いということは殆どありませんし、何よりも加害者は例外なく自己弁護の為に相手が悪いから仕方が無いなどと言い訳することが圧倒的です。

 

 

どのような理由があったとしてもいじめが許される理由にはなりませんし、相手が悪いからいじめをするというのはおかしな理屈です。

 

 

例えばですが、あるとき教室内で給食の時間に準備をしていたAさんが、誤ってクラス全員分の給食の入れ物1つを落としてしまったとしましょう。

 

 

中身は何でも結構ですが、これで食事が1品減ってしまいました。

 

 

その後、Aさんはクラスの人間たちから執拗な嫌がらせを受けたり、嫌味を言われ続けるようになり、精神的にも変調をきたしてしまったと仮定します。

 

 

ここであなたはどう判断するでしょうか?

 

 

確かに給食を落としてしまったのはAさんのミスであり、食べるものが少なくなってしまったのは事実です。

 

 

しかし、だからAさんが何をされても文句は言えないというのはどう考えても道理に外れた思考だと考えるのが妥当です。

 

 

偶然のミスで不利益を起こしてしまったことであり、それは人間ならば誰しも起こす可能性があることでしょう。

 

 

ましてや給食の1品程度ならば、損失を補填することなどそれほど難しいことではありません。

 

 

ここでいじめが起きるというのであれば、それは加害者がこのAさんの失敗を口実に、日ごろのストレスの発散や遊び感覚で悪口や陰口を言ったり、嫌がらせをしているだけです。

 

 

本当にAさんのためを思っているというのであれば、間違ってもいじめなどするはずがないのです。

 

 

少なくとも悪口・嫌がらせなどではなく、

 

 

「次は足元もよく見て動いた方がいいよ」
「落とすと困るから、しっかり手で支えてね」
「重いなら今度は2人で運ぼう。手伝うから」

 

 

というような言葉に切り替わるはずです。

 

 

相手の気持ちを察して改善を求めることと、日ごろの失敗などを持ち出して感情をぶつけ鬱憤を晴らす為の材料にしていじめるのはまったく別のお話なのです。

 

 

このように、どんな場合であってもいじめをする理由にはなりません。

 

 

100%悪いのは加害者であるという思考を身に着けましょう。

 

 

被害者は絶対守られていい

 

 

いじめ被害者はとにかく絶対に加害者から守られていいのです。

 

 

理由があるからどんなことをされても文句を言えないなどということは、我々人間社会であればまずあってはならないことです。

 

 

罪を犯してもその行いを反省し、他者の苦しみに共感し、和解すれば余程悪質な犯罪でない限り殆どの場合は許してくれるのが一般的です。

 

 

罰を受けるなり、もう相手に苦しみを与えないという謝罪などをすれば、必要以上の罰を与える人間などまず存在しません。

 

 

ましてや、日ごろの瑣末(さまつ)な出来事を理由に悪口を言われたり暴力をふるわれたり、物を盗まれても文句を言えないなどということは筋が通りません。

 

 

加害者を助長させる「いじめられる奴も悪いんだ」という主張は徹底して排除しなければいじめが無くなるはずがないのです。

 

 

どんな場合であっても、いじめられる側は救われなければならないということを認識しましょう。


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