「悪ふざけ」「からかい」もいじめになる

いじめというのは、目に見えてわかるような犯罪行為だけがいじめではありません。

 

 

悪質な冗談や悪口・陰口のほか、悪ふざけなどでもいじめ、つまり人権侵害行為になるのです。

 

 

加害者がなんと言おうが、被害者が苦しいと思えばいじめは成立するのです。

 

 

「遊びだった」など聞く価値なし

 

 

いじめというのは定義そのものが諸説ありますが、私はややこしい文部科学省などの定義を持ち出すつもりはありません。

 

 

いじめというのは

 

 

「特定の人間関係において、物理的・心理的に苦痛・被害を与える全ての行為」  

 

 

だというのが私の考え方です。

 

 

そして、ここには加害者の主観は基本的に度外視するべきだということも付け加えておきます。

 

 

よくいじめ自殺などが起きると、いじめ加害者(というより犯罪者)が

 

 

「悪ふざけのつもりだった」
「そんなつもりじゃなかった」
「遊びのつもりでしただけ」

 

 

・・・などと言い放っていますが、こうしたものは全てただの言い訳で、理由にはなりません。

 

 

他者の苦しみを理解し、想像して相手の立場にたとうとする思想・想像力が皆無なのです。

 

 

ましてや、加害者というのは基本的に自分が悪い事をしているという認識がある場合が大部分です。  

 

 

その証拠に、いじめというのは基本的に大人や外部の人間などからは見えない場所で隠れて行われる場合が圧倒的に多いことは言うまでもありません。

 

 

悪さをしているという自覚があればこそですが、それを悪ふざけだったなどで片付けて良いはずがありません。

 

 

悪口陰口でも、根拠の無い噂話でも、明らかに不名誉な呼び名を付けることは法律でも立派な罪になります。

 

 

侮辱罪(刑法231条)
名誉毀損罪(刑法230条)

 

 

こうした認識に乏しいからいじめが起きるのかどうかは知りませんが、とにかく悪ふざけも度が過ぎれば犯罪に達します。

 

 

被害者がどう思うかが全て

 

 

そしてここで絶対に覚えておかなければならないことは、加害者の認識・主観というのは関係ないということです。

 

 

悪口を言われて傷ついたというのであれば、どんな形であれそれは被害者がそう思うのであればいじめになり得ます。

 

 

被害者が苦痛で辛いと思うようなことをしているという事実は変わりようがありません。

 

 

いじめている側も遊び半分だったなどの理由はあるかもしれませんが、他者の嫌がる行為をしているという認識が無い事そのものが問題です。

 

 

だからこそ、このくらい別に普通だと思っていたとしても、悪ふざけや冗談などで片付けてはいけないことも有るということをまず覚えておいて下さい。

 

 

いじめという言葉があるおかげで曖昧にされていることではありますが、悪ふざけだったで済まされていいことといけないこともあるのです。

 

 

言葉というのは発するのは簡単です。

 

 

しかし、そこに悪意があったり他者を傷つける意図が含まれていて、実際に誰かが不愉快で苦痛に感じたとすればそれ自体が問題なのです。

 

 

もしあなたが馬鹿げたあだ名や根拠の無いうわさ話を流されていやな思いをしているのであれば、もう解決に乗り出して良いのです。

 

 

それらは全ていじめになりますし、犯罪行為にも該当することなのです。


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