対策・準備その3 「何があっても親が守る」という安心感を伝える

子供がいじめ被害を受けていても受けていなくても、親は事前に何があってもいじめを解決して守るという約束を子供にしておくことが大切です。

 

 

準備というよりも絶対的な事前条件なのですが、これが抜け落ちていると子供との間に大きな溝が出来てしまう事になります。

 

 

親が信頼されていなければ解決できない

 

 

現代の陰湿・悪質ないじめを終わらせるために、まず保護者である親が子供との安心感・信頼感をしっかりと作り出しておかなければなりません。

 

 

いじめ被害が止まらない大きな理由の1つとして、親が頼りにならない、あるいは親に話しても解決されずもっと酷くなるという不信感があるのです。

 

 

悲しい事ですが、悪質で残酷極まりないいじめ被害を受けていればいるほど、この不信感は大きくなります。

 

 

だからこそ、親は日頃から

 

 

「たとえ何があっても大丈夫だから」
「絶対にいじめ被害を解決するよ」
「心配せずに全てを話してね」

 

 

という話を子供に言い聞かせるべきです。

 

 

よくいじめ自殺などで命を絶ってしまった子供たちの親が、全くいじめに気付かなかったり何も相談されなかったということがあります。

 

 

これはなぜでしょうか?よく考えてみて下さい。

 

 

・・・分かりましたか?

 

 

答えは至って簡単で、親(大人)がそれだけ子供から信頼されていないからです。

 

 

話してもどうせ助けてくれないと思われ、いじめられているお前が弱者だから悪いなどといわれるのがオチだと思われている証拠なのです。

 

 

私自身も小学校の低学年くらいまでは親に相談していたのですが、高学年からはもういじめ被害のことを話しませんでした。

 

 

というよりも話せなかったのです。

 

 

何度もいじめ被害を受けていると、結局お前が弱いから悪いなどと言われて片付けられてしまうだけだと思っていたからです。

 

 

つまり、当時の私も親(大人)を信じていませんでした。

 

 

ですが、あなたが親であるならばこうした子供の当事者の苦しみや辛さを真剣に考えて下さい。

 

 

当事者だけの力で解決できるいじめ問題など、本当に限られているというのが現代社会の実態です。

 

 

それを突き放して独力で解決しろというのは無理な話なのです。

 

 

無力であり、また自分自身では選択の自由というものも決して多くない児童生徒(子供)がいじめから救われる方法は、やはり第三者の力を借りる事が現実的で最も確実なのです。

 

 

そのためにも、親が日頃からしっかりとそうした最悪の状況を想定し、子供に万が一のことがあっても大丈夫なようにいじめ被害を受けたときはすぐに相談するということを伝えるのです。

 

 

何かあってからでは遅いのがいじめ問題

 

 

私がいじめ自殺などの事件を見るといつも感じるのは、親が子供に安心できる環境や信頼関係をもっと構築できていれば死ぬ事などなかっただろうということです。

 

 

家庭が唯一のよりどころのはずなのに、親がいじめに無関心で、気付こうともしてくれなかったというのでは、子供は救われません。

 

 

大げさでも何でもなく、いじめ被害は犯罪被害と同じ事なのです。

 

 

いつどこで、誰が被害にあうかなど分かりません(その逆もしかりですが)。

 

 

だからこそ、いじめ問題を解決する上で必要な家庭の信頼関係をしっかり事前に築いておかなければ手遅れになるケースもあるのです。

 

 

親が無関心では絶対いけません。

 

 

親がいじめを弱肉強食論で見てはなりません。

 

 

絶対的な安心感を子供に与えてこそ、いじめは初めて解決されるのです。


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