ステップ2 子供の同意を得てから学校に相談する

2番目に、親は子供の同意なくして学校に相談しない事が絶対条件です。

 

 

ここを間違えてしまう親は少なくありませんが、これでは逆効果になる可能性も高いので注意して下さい。

 

 

いじめの悪化につながり、親子の信頼も揺らぐ

 

 

まず、親としてはいじめの事実を学校に相談して、即時解決を望むのは当然です。

 

 

だからこそ現場の関係者である教師などを巻き込んで早期に解決をするというのは気持ちとしては理解できます。

 

 

しかし、もし被害者の子供の同意なくして親が学校に相談したとすれば、どうなるでしょうか?

 

 

恐らく子供は

 

 

「親がいじめられていることを学校に話した」

「教師を通じて加害者にいじめの事実が伝わる」

「自分が親や教師にいじめをばらしたと思われる」

「もっと酷いことをされる」

 

 

・・・このようなことになってしまうと感じるのです。

 

 

要するに、自分がいじめの事実をばらした裏切り者・密告者だと思われてしまうということに凄い恐怖を感じるのです。  

 

 

なぜか?

 

 

そうなればいままでのいじめ行為がもっとエスカレートして、悪化するだろと思うからです。

 

 

そしてもし仮に子供が学校には言わないで欲しいと話してきたのに、親が独断で学校に事実を告げれば子供は親を信頼できなくもなります。

 

 

だからこそ、親は子供の許可なくして学校に相談に行ってはならないのです。

 

 

ましてや、学校に相談したとしてもいじめが即時に解決される保証などどこにもありません。  

 

 

ひどいものであればなおのことです。

 

 

それこそ親が学校に通告したことにより、

 

 

「お前チクりやがったな!」
「もう絶対ゆるさねえかんな」
「もっと酷い目にあわせるわ」

 

 

などと加害者から酷い扱いを後日学校で受け続けることにもなりかねません。

 

 

加害者も自分が酷い事をしているという実感はありますから、やはり罰を受けるのは嫌ですし怖いのです。

 

 

だからこそ、その場では反省しているような素振りを見せて、翌日にはもっと酷いいじめを再発させるということも十分ありえる事なのです。 

 

 

早期解決は勿論なのですが、それにはしっかりと手順を踏まなければならないということです。

 

 

全てを話してから学校に通告を

 

 

それならばいつまでたっても学校に相談しに行くなと思われるかもしれませんが、そうではありません。

 

 

しっかりと以下の事を子供に伝えて同意を得てから相談すべきだということなのです。

 

 

1 いじめが解決されるまでは絶対に登校しなくていいと安心させること

 

2 加害者の行いは許されないものだと分からせる機会を作る意味があること

 

3 学校には安全配慮義務から、いじめの解決に対応する義務があること

 

 

上記の3点を子供に徹底して納得させて、話し合った上で学校に相談しにいくということです。

 

 

1については言うまでも無く、いじめが解決されないまま再び学校に行かなければならないという行為そのものが拷問です。  

 

 

ましてや親が黙って学校にいじめがあることを伝えて、子供が学校に放り込まれればどうなりますか?

 

 

間違いなく裏切ったとかちくりやがったなどと言われて、さらにひどいいじめを受けてしまいます。

 

 

2については当然ながら、加害者が続けてきたことが第三者に損害を追わせる人権侵害・反社会行為であるということをしっかり認識させることです。

 

 

むしろ加害者には殆どの場合いじめが悪いという自覚があります。だからこそ誰かの目に付かない場所でそれを行うわけですので。

 

 

厳密には、今までの行いをしっかりとここで止めさせて、二度とこうしたことをするなという徹底した警告や勧告などを大人がするということです。

 

 

また、3についても子供に話すべきです。

 

 

学校には安全配慮義務というものがあって、いじめなどの問題行為があればそれを解決しなければならないという役割があるということを子供に話して下さい。

 

 

この3つをしっかりと伝えて、子供を納得させてから学校に相談し、いじめ被害を受けているという事実を学校に伝えるというステップは必ず守りましょう。 

 

 

加害者は陰湿で卑劣な人間である可能性が高いということをくれぐれもお忘れの無いようにして下さい。


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