フリースクールの選び方と注意点

フリースクールを選ぶときに気をつけなければいけないことは1つだけです。

 

 

それは、そのスクールが学校復帰(政府の学校への登校)を目的・ゴールとしていないかどうかということです。

 

 

間違っても「矯正施設」を選ばないように

 

 

日本においてのフリースクールの定義とは実は明確には定まっていないというのが実のところです。

 

 

フリースクールと聞くと公立・市立などの小中学校以外の、決められた授業・時間割が存在しない子供のためにある学校という認識が世間一般の認識です。

 

 

しかし、過去においてフリースクール(民間経営の教育施設)と呼ばれるものの中には酷いものも少なくなかったという事例もありました。

 

 

1970年〜1980年代の日本では、特にそうした学校へ行かない人間を囲い込もうとする風潮が強かったために、悪質な施設も誕生してしまっていたのです。

 

 

で、悪質な施設とは何かと言うと不登校などの学校に行かない児童生徒らを、どんな手段を使ってでもいいから学校に登校できる人間にしようというものです。

 

 

「学校に行かないのは怠惰な証だ!」
「軟弱な精神。たるんでいるにも程がある」
「学校にも行けないようでは生きて行けないだろ」

 

 

・・・というように、学校に適合できない人を一方的に社会不適合だと決め付けて、怠けているだけだからなんとしてでも学校に行かせようとする施設もありました。

 

 

そして、暴力だろうが虐待だろうがどんな手段を使ってでも、とにかく学校復帰をさせようとする酷い矯正施設が存在したのです。

 

 

中には死者が出てしまうような悪質極まりないものも存在していたのですが、こんなものもフリースクールの中に含まれていたのです。

 

 

それなので、とにかくフリースクールを選ぶのであれば入会する前にその組織の方針などをしっかりと確認して下さい。

 

 

もし学校への復帰が目的であり、そのスクールの運営者などが何もかもを我が物顔で抑圧的に取り仕切っているような風潮があるならば、そこは辞めましょう。

 

 

政府の学校以外の場所を選ぶためにフリースクールを選ぼうとしたにも関わらず、学校に戻すための施設を引き当ててしまったのでは意味がありません。

 

 

当事者が安心して現在の学校に行かないで育つという選択を、最大限尊重できる組織を選ぶことが絶対条件です。

 

 

フリースクールとは言われていても、実態は全く違う名ばかりの矯正施設に入れられては、当事者はたまったものではありません。

 

 

最悪の場合、死亡事故・事件なども起きてしまうことも十分考えられますのでこの点はぬかりなくしっかりと事前に調査・質問し、その上で当事者の意思を優先して下さい。


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