不登校と病気・身体症状の関係

不登校の子供が色々な病気・疾患などを発症することはよくあることです。

 

 

・摂食障害(過食・拒食など)
・醜形恐怖症
・うつ病などの精神遅滞症状
・嘔吐
・下痢
・統合失調症
・自己臭恐怖
・強迫性障害(私はこれが発症しました)

 

 

主にこうした症状などが現れるケースがあります。

 

 

しかし、それは突き詰めて考えれば学校に行きたくないという当人の気持ちを無視し、大人の都合・価値観だけで子供を学校に行かせようとしているからです。

 

 

学校という枠を絶対視しすぎていないか

 

 

私自身もかつて強迫性障害がありました。

 

 

手を日中何度も洗わなければ気が済まなかったり、ガスや電気などの消し忘れがないかどうかが異常に気になったり、鍵のかけ忘れを恐れて何度も確認してしまう一種の病気です。

 

 

と言っても酷くなったのは学校に在籍していたときではなく高校を中退した後だったのですが、本当に辛かったのを覚えています。

 

 

高校に行っていた時からも過敏性腸症候群などの悪化もありましたが、特に強迫性障害の兆候は学校に行っていた時期から存在したことを覚えています。

 

 

で、それはなぜそんなことになっていたのかと言えば、

 

 

「学校に自分を何が何でも合わせなければならない」というある種の強迫観念のようなものが根底にあったからだったと思うのです。

 

 

1 学校に行きたくないという本当の自分の気持ち

 

2 「学校に行かないとダメ」という周囲からの同調圧力

 

 

この2つがぶつかって、精神的におかしくなり始めていたのだと思います。

 

 

で、何とか体がおかしくなりながらも学校に登校していわゆる「いい子」を演じ続けていたわけですが、それが徐々に限界に達しつつあったのではと思えてなりません。

 

 

私の話はこのくらいにしておきますが、とにかく知り合いにもこうした形で不登校から病気になってしまう人が沢山いるのです。

 

 

そして、その背景にあるのは間違いなく不登校を容認せず学校を絶対の正解だと見なす親や教師たちの価値観そのものなのではないかと考えております。

 

 

義務教育というのは人間が作った制度に過ぎず、それは個々人のために作られたものではありませんでした。

 

 

何度も言いますように、国家が近代工業化社会・資本主義社会を拡大させるうえで必要な低賃金・単純労働をしてくれる労働者を育成するシステムとして整備されたものです。

 

 

個々人の個性や自主性などというものは問題にされず、あくまでも管理しやすい人間が優等生扱いされるというのが本質です。

 

 

しかし、そうした空間を嫌う人が出てくることは異常なことではなく、本来の自分自身というものを学校に潰されることに反対する人が出てくるのは不思議ではありません。

 

 

時間や何をするか・付き合う人などを全て管理される環境を離れたいという人は存在していいのです。

 

 

にもかかわらず、学校以外の選択肢を与えられていなければ学校に行かない方法は病気や怪我などで正当な理由を作り出すしかありません。

 

 

もしくは親や教師などと対立してでも、徹底抗戦で学校に行かないという方針を貫くしか当事者には道がないのです。

 

 

そうしていく中で、次第に精神的・肉体的におかしくなってしまう事例は後を絶ちません。

 

 

大人が理解を示さず、子供を学校に連れ戻すというバカの1つ覚えしかできなければ、当事者の心はいつまでたっても救われません。

 

 

学校に通っているのは当事者であり、またその苦しみは当人にしかわからないことを大人は忘れていないでしょうか?

 

 

子供を学校の付属品(パーツ)として捉えれば、どんな手段を使ってでも子供を学校に合わせられる部品に変えようと躍起になるでしょう。

 

 

しかし、子供は1人の人間であり1つの個人であることを今一度真剣に大人は理解しなければなりません。

 

 

学校に行きたがらない子供に薬を飲ませ、時には矯正施設に入れてでも登校させるというのは、あまりにも傲慢な大人の価値観ではないでしょうか。


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