引きこもりとは何か

引きこもりというのは長期間(半年以上とされる)にわたり、自室や自宅から殆ど外に出ないで社会的参加をしていないという現象のことです。

 

 

この場合、家族以外の人と話をしていないことに加えて、多少の買い物のために外出している程度であっても引きこもりに含まれてしまうのです。

 

 

そして、社会的参加とは主に以下のような事を指します。

 

 

1 学校への通学
2 就職活動
3 仕事
4 職業訓練
5 ボランティアなど

 

 

明確な定義が存在していない

 

 

厚生労働省の定義としては、引きこもりというのは最初に記載したとおり、6ヶ月以上仕事や通学などの社会活動をしておらず、家族以外の人と会話も無いというものです。

 

 

しかし、そもそもとして引きこもりという定義そのものは非常に曖昧です。

 

 

病気などで外にやむなく出られない場合などもあるかもしれませんし、対人関係のもつれなどから外出自体を毛嫌いするようになることも人間誰しもあり得る事です。

 

 

例えばですが、不登校などとも通じるものがありますが、1年のうち30日以上学校に来ないから即座にその人を不登校扱いするのはただの差別ではないでしょうか?

 

 

30日以内ならばOKで、31日以上であれば不登校という問題児のレッテルを貼られてしまうという馬鹿な現象と何ら変わりません。

 

 

よく言われるニートと引きこもりの違いなども全く分かっていないという人は恐らく山ほど存在すると思います。

 

 

少なくとも、日本では病気や疾患などの特別な理由がなく働いていなかったり、学校に行かずに家でゲームやネットばかりしている人というイメージではないでしょうか。

 

 

そして自分が働いていないので、親の財産などを圧迫して生活しているということが引きこもりだと思われているかもしれません。

 

 

しかし、家に閉じこもってもお金に苦労していないという人も富裕層であれば存在します。

 

 

何らかの形で多額の資産を若いうちに作り出してしまったので、働かずに好きな事をしているだけだという人も実際に少数ですが存在するのです。

 

 

そうであれば引きこもりというのはただの個人の選択の問題であって、あれこれと明確な定義など出来ないと私は思うのですがいかがでしょうか。 

 

 

ちなみに、自宅にこもってテレビゲームやインターネットばかりしている人というのは厚生労働省の引きこもりの定義には含まれていません。

 

 

問題とされている日本でいう引きこもりの多数派といわれている状態が、国などの引きこもりの条件に含まれていないのです。

 

 

それでは引きこもりとは一体何かというと、私には正直あれこれと決められるものではないと思うのです。

 

 

当人が望む生き方の1つではないか

 

 

強いて言い表すならば個々人の生き方や理想とする生活様式の表れの1つに過ぎないと私は考えています。

 

 

人と話す事が嫌いだったり、集団の中に入って何かをするということがどうしても我慢できないという人も、実際私も知っています。

 

 

そうした人が自分ひとりでいられる時間を大切にしたいという考えのもと、選択している道の1つでしかないのではないでしょうか。

 

 

勿論、対人恐怖症や何らかの疾患などで社会に関わろうとしても参加できない場合などで、当事者が苦しんでいる場合は問題かもしれません。

 

 

しかし、人と会いたくないし自分だけで好きな事をしている方がいいという場合は、個々人の単純な価値観の問題であって、社会で何とかしようというのはどこか傲慢に感じるのです。

 

 

ニートにせよ引きこもりにせよ、こうした意味不明な定義のはっきりしない言葉を差別的に使う風潮を、国や日本のメディアが拡散させていることの方が私には愚かに思えてなりません。


トップページ プロフィール お勧めの書籍 広告掲載など お問い合わせ