不登校は引きこもりにつながるか

不登校は引きこもりに繋がるかどうかですが、繋がるケースもありますし、そうならない場合も多々あります。

 

 

引きこもりに繋がってしまう場合は、とにかく不登校だったときに親や周囲の人間から学校に行かないという状態を理解されていなかったことが大きな要因です。

 

 

不登校を治療しようとすると

 

 

私が知る限り、不登校の子供がそのまま引きこもりになってしまう事例というのはそれほど多くありません。

 

 

学校に小学校から9年間普通に登校していても、社会との接点を持ちたがらないで引きこもってしまう人も数多く存在します。

 

 

というよりも私自身がそうだったのでよく分かるのですが、学校に行けといわれ続けて漫然と通っていても、苦しくなってエネルギー切れを起こしてしまう人もとても多いのです。

 

 

大して興味の持てないことや、価値を感じられないことでもとりあえず付き合うことが美徳とされているので、無目的に学校をさまようだけの人も山ほど存在するのです。

 

 

そして、学校にいても何もやりたいことが見つからなかったり、将来の目的や目標など何もありませんという人が年だけをとって卒業するのです。

 

 

そのような状態で卒業しても、結局は仕事をすることにも真剣に取り組もうとする意欲が育たないケースも多く、引きこもってしまうものなのです。

 

 

逆に不登校であっても、しっかりと自分自身の未来の理想などを持ち職についたり進学したりして前向きに生きている方も沢山いるのです。

 

 

ただし、それは不登校を前向きに捉えて理解を示してくれる協力者が身近にいる場合です。

 

 

親が学校至上主義者で、学校に行かない(いけない)ことを一方的に悪いことだと決め付ける場合には、とにかく引きこもりに直結する場合が多いのです。

 

 

そして、不登校を病気や怠惰だと見なしてカウンセラーや精神科などを連れまわしたりしても、不登校は引きこもりになりやすい傾向にあります。 

 

 

理由は簡単で、子供の親に対する敬意も信頼関係も育たないからです。

 

 

親は自分よりも学校の方が大事で、学校に行きたくない自分の気持ちを理解してくれないと判断するからです。

 

 

そのような中では親に対する不満や不信感、憎悪に近い感情しか生まれないことは目に見えています。

 

 

そして学校に縛り付けられるのが嫌だという気持ちを理解されないまま年数が過ぎ、それが親への反発心などに変わり、次第に外に出なくなるケースも多いのです。

 

 

不登校理解が分かれ目

 

 

だからこそ、不登校が理解されるかどうかはとても重要な問題だといえます。

 

 

不登校が許容され、落ちこぼれではなく1つの道なのだというメッセージを送られて安心して成長できてきたかというのは、本当に大切なことです。

 

 

これこそが不登校が悪化して引きこもりに突入してしまうかどうかの分岐点であると言えます。

 

 

もっとも、引きこもりが全て問題だと言う訳ではなく、当事者や家族などがそのことで苦しんでいる場合は問題だと言う事です。

 

 

経済的事情などによりますが、誰も困っていないのならば問題はありません。

 

 

不登校と引きこもりは確かに似ていますが、その根底にあるのは理解しようとせず、大人たちの都合や世間の価値観にひたすら子供を従わせようとする風潮なのです。

 

 

この部分をまず変革していくことがとても重要なことです。


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